笑顔あふれる食卓へ
子ども達の食事事情。なかなか食べてくれない。じっとしては食べれない。好きなものしか食べない・・・・などなど。気になることはありませんか?
ある偉いお方の本に「自己防衛本能として子どもの味覚は敏感である」と書いてあるのを見つけました。苦みは毒、酸味は腐敗が自然界の感覚だということを考えると、自己防衛とはなるほど、食べ物に慎重になるのは自然の摂理、子どもはすごいと思いませんか。好き嫌いは子どものせいでも、しつけのせいでもないということです。
そして、一般的に乳幼児の集中力は年齢+(プラス)1分だと言われています。これも偉い方の研究結果です。お家でリラックスしている中であっちこっちで食べたり、遊びながら食べさせてもらったりするのも仕方ないことだと思えませんか。そう考えると、保育園ではとっても頑張っていて、先生や友だちと食べることが楽しい=食べる時間→食べることは大事と繋がっていくのですね。その過程で無理に食べさせたり、怒ったりしてしまうと、ペースが壊されたと子どもの本能がキャッチするのかもしれません。
例えば2歳の子どもの胃袋は500㏄。もちろん個人差はありますが、どうでしょう、1杯の汁とおかず、ご飯少しで満杯ですよね。運動量もそれぞれですし、食欲もみんな違います。何回もお腹がすいて「なんか食べたい」となってしまうのも、仕方ないか・・・ってなります。保育園の集団では、ご飯の時間が決まっていると毎日の生活の中で覚えていくから、
「今食べないと、元気出ない」→食べることは大事と繋がっていくのだと感じています。
食育の歯車は楽しさからスタートし回りはじめます。
子どもの食事の「ムリ・ムダ・ムラ」は発達上仕方のないこと、少し肩の力を抜いて。
まずは私達大人が美味しく楽しく食べる姿を見せながら、
笑顔があふれる食卓であれば最高だなと思います。