レジリエンス(11月園だよりから)
一緒に居られるのは、長い人生から考えるとほんのわずかな時間。大人になったら忘れてしまう事の方が多いそのわずかな時間を、全力で大事にするのが私たちの仕事。
自分の子どもではないのだから、どんな人生を歩むのか分かるはずもなく、その先の責任はとれないのである。
言い換えれば、先々まで面倒を見ることができないのに、人生の一番大切な時を一緒に過ごし、少なからず影響を及ぼしているという事になるのだろう。
私たちにできる事、それはごくシンプルに「希望をもって生きる」ための今を一緒に過ごすこと。
一緒に遊び、一緒にご飯を食べる。一緒に笑って、一緒に泣くことだってある。そんな毎日の関りそのものが生きる力につながっている。そう考えると、私たちの仕事はシンプルなのにとてつもなく重要。大げさではなく。
大きな壁にぶち当たった時、もがきながらも前に進むことを選択できる人になってほしい。保育園時代の楽しい体験、抱きしめられる温もりが、いつかみんなの力になる。
そう信じている私にできる事は、職員一人ひとりの素晴らしいところが子どもたちに伝わるように導いていくこと。
高田保育園が愛で包まれている事。それが一番大事。